FS22/Precision Farming（精密農業）

概要

実際のスマート農業技術に基づいた新しいゲームプレイの仕組みを導入するmod。
ベースゲームでは単一であった土壌を4種類に分類して、土壌や作物に合わせて窒素値やpH値の管理する要素を追加、窒素値やpH値が適切でなかった場合作物の収穫量が減少するようになります。また今作から環境スコアの要素が追加され、高得点だと作物の売却時に追加でボーナス報酬を得られるがスコアが低いと逆にペナルティで売却金から罰金を取られます。
報酬を減らさない為にはある程度環境スコアに配慮した作業方法や手順を求められ、遊び方の自由度が低くなると感じる人もいるようです。
また、1.0.1.0時点ではブドウやオリーブに対応していないようなので注意が必要です。

土性区分

「壌質砂土」、「砂壌土」、「壌土」、「シルト質埴土」の４種類がゲームに登場します。
土壌を構成する粒子はその大きさに応じて、砂（粗粒）、シルト（中粒）、粘土（細粒）に分類され、それらの含有比率によって土壌の性質が異なります。
「壌土」は、砂、シルト、粘土が均等に混じり合った中間的な土壌で、最も肥沃で農耕に適しているとされています。
「砂壌土」は、壌土よりも砂成分がやや多く、「壌質砂土」は、砂壌土よりもさらに砂成分が多いです。
「シルト質埴土」は、壌土よりシルトと粘土分が多く発芽率が低いなど農耕にはやっかいな土性とされています。

土性区分により、適切な石灰散布量、播種作業時の種子散布率、肥料散布量が変りますが、土壌サンプリングを行っておけば、ほとんど自動で処理されていくので、実際のプレイにおいてあまり気にする必要はありません。

土壌サンプリング

土壌成分を分析するため、畑から土壌を採取し、研究所に送ります。
「精密農業」メニューの土地情報購入から土壌情報を購入することもできます。割高な費用がかかるものの、土壌サンプルを採取する手間が省けます。

ショップの「その他」区分にあるISARIAのScoutをトラクターに装備し、畑で土壌を採取します。
土壌採取後、トラクターから研究所に分析を依頼することができます。分析結果は「精密農業」メニューから確認できます。
採取した土壌から分析できる土地の範囲は限られるので、場所を変えて次々と土壌サンプリングを行う必要があります。分析済みの範囲はマップで確認できます。
この土壌サンプリングにより、石灰や種の必要量、目標とする窒素値が決まるので、事前に済ませておく必要があります。

pH値

畑で作物を育てると土性によっては土壌が徐々に酸性になり収穫量が減ってしまうので定期的（ゲーム内のヘルプでは収穫3回に1回を推奨してるが筆者は毎回散布してる）に石灰を散布する必要があります。
デフォルトでは石灰散布機が目標のph値に最適な散布量になるように自動で散布率を調整してくれますが、手動で調整する事もできます。

■土性毎の目標pH値
・壌質砂土：6.0
・砂壌土：6.5
・壌土：6.75
・シルト質埴土：7.0

窒素値

スラリーや堆肥、ミネラル肥料や液体肥料を散布することで窒素量を上昇させることができます。
スラリーや堆肥は播種前に、ミネラル肥料や液体肥料は播種後芽が出てから散布を行います。
散布量はデフォルトで最適値に調整してくれますが手動で調整する事もできます。
スラリータンクにはjohn deere堆肥センサーを取り付けないと散布する窒素値にズレが生じます。また播種しようとする作物によっては最適な窒素値を上回ってしまう事もあります。その時は手動で散布量を少な目にしましょう。

ミネラル肥料や液体肥料を散布する場合、トラクターに作物センサーを取り付けて作動させながら散布しないと窒素値が最適な値になりません。注意しましょう。
作物センサーは、トラクターの購入時かWorkshopで「ISARIA Pro Compact」（昼間のみ作動）をカスタマイズすると取り付けられます。MODのトラクターなど取り付けられないものもあります。また、夜間でも作動する「ISARIA Pro Active」というアタッチメントがショップにあります。

■各作物の最適な窒素値

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